感想・トウキョウソナタ

土曜日見てきたーー。実はこの作品初めは特にチェックしてなかったのだが、大好きな俳優でもあり今作の主演をつとめている香川照之さんが子役の子を本気でビンタするシーンがあるというのが何だかすごく気になって、こりゃ見てみたい!!と思ってさー。内容的には不幸の積み重ね&現代社会へぐぐっと突き刺す痛みみたいのを感じずにはいられないんだけど、ところどころフッと笑える部分もあって、その点は香川さんの演技力の素晴らしさに感服(個人的には津田寛治さんと香川さんが共演してて嬉しかったー。あと次男役の子が、よく見ると加瀬亮似て蝶)。
嬉しいことはもちろん、どんなに悲しいことがあっても心を閉ざさず、自分や周りの人とまっとうに向き合わねばならないなーと。それが生きることなんだなと思ったり。最後泣いてる人いたっぽい? そして私も泣きそうになった良い映画でございました。
黒沢清監督の映画はじめて見たけど、時空を超える時の画が面白かったなー。
しかし「ジャージの二人」「ぐるりのこと。」など家族ものの映画を見ることが多かったな、今年。(家族?自分でこしらえる予定はまったくナシ(笑))
あと「イントゥザワイルド」と来月公開の「東南角部屋の女」(予告編見たよー。監督が北海道出身てのが嬉しい)もマストで見る予定。新作映画にふれて、秋の夜長をたっぷり楽しもうではありませんか。