人生一時下り坂?

事実は小説よりも奇なり。とはよくいったものだ。ここ数日いろんな情報が錯綜し、それに対して狼狽し、怒り、おののく。かなり疲れてしまって、鏡で自分の顔を見るのも嫌になるくらいだった。
でも風にそよぐ空き地の雑草もよく見たら光が当たってキラキラと美しかったり、きょうも夕焼けが赤のグラデーションになってて綺麗だなと思ったり。ささやかながら、世の中は楽しいもの、素晴らしいものに満ちあふれている。それを見つけるのは自分の心持ち次第だと思う。
どんなに身も心も疲れ果てていたとしても、文化的に生きていたいわ〜と。なので一日も家にふさぎ込むことなく毎日アクティブに出かけています。
そんなこんなで最近のヒットは「世界報道写真展」。三越カードを持参すると無料で見ることができたのが役得。日本人はじめ、各国のフォトジャーナリストが世界で起こった決定的瞬間をおさえている。どんなアングルで撮ったの? なんでその場に出くわしているの? など、その目の前で起こっている唯一無二の現実のはかなさというか残酷さにただただ驚嘆。いままでいろいろ写真展見てきたけど、今の自分にとって見ておいてよかったな、と思う印象深い内容でした。
写真は一枚で意味をなすというか、肖像画のように一枚でびしっと完結してる写真か、その続きを考えさせてくれる写真の2パターンが好きなのだが、今回の写真展はその中庸的な意味を持つ雰囲気のものが多かったので、それもまた新鮮だった。冒頭の「事実は小説よりも〜」という言葉を感じずにはいられんかったな。
あとはD&Dでもらった「写真のことば」という無料の小冊子も良かった。石川直樹に箭内さん、そして最近木村伊兵衛賞をとった浅田さんとか著名人の方たちの写真へのアプローチがインタビュー記事として読み応えがあり。
なんか、うらやましいというかああいう仕事したいなー。というか小松成美さんみたく、一人の人をずっと何年も追いかけてみたい。人の考えって日々いろんな人とコミュニケーションをとる中で変わっていくと思うし。そういうのも全部含めて追ってみたいなと。
ちなみに、D&Dでは「アデリア60」の豆鉢を買いました。ミックスナッツ入れがほしかったので。あとまた住所わかんなくなって店に電話して聞きました。方向音痴ってどうやったら治るんでしょうか。。。
ハプニングとしては、D&Dの入口前の植木鉢がばったり倒れていて、透明感と清潔感あふれる緒川たまき似の店員さんに「あの・・・外の植木鉢倒れてたんですけど・・・」といった拍子のリアクションがすごかった。「まぁ」と「ひゃあ」の音が一緒になったような驚きっぷりで、別に驚かすつもりはそんなになかったんですが・・・って感じでした。
あ、お金ないくせにたまらず最近買ってしまった本は浅草キッドの玉ちゃんの「男子のための人生のルール」と茂木先生の「笑う脳」です。前者はほぼ日刊〜で清水みっちゃんがレビューしてました。天気よかったらこの2冊持って大通公園で読書したいです。